秀平 武澤
コンサートの難しさ&演奏会報告
皆様
だいぶ紅葉も深くなって参りましたね。私はゆっくり旅でもしたいところですが、なかなか時間が取れずに毎日駆けずり回っております。
さて、都市封鎖がされていない今でもなお、私を含めた音楽家は皆、実質的に活動自粛を余儀なくされております。演奏会を企画しても、会場の半分までしか集客をしてはいけないし、お客さんも集まりづらい状況です。
いつになったら自分の企画を実現できるようになるのだろうか…Filocordaも1回きりにはなりたくないです。
その時のためにリローネをさらっておかなければ。
先日はそんな中、古楽アンサンブルのアントネッロと合唱団のラ・ヴォーチェ・オルフィカの演奏会に参加させて頂きました。濱田先生の情熱的なアプローチ、充実の器楽メンバーと美しい歌声の歌手たち…それらが目白の東京カテドラル大聖堂に響き渡りました。
私の中で今回の萌ポイントは、コルネット(ツィンク)とサックバット(古いタイプのトロンボーン)のアンサンブル。私の憧れでもあります。広い教会では特に美しく響く楽器です。
モーツァルトのお父さん、レオポルドが教本の中で”ツィンクは最も難しい楽器だ”と書いています(給料が良かったんだとか)
あまりに憧れてコルネットはお借りして練習してみましたが、絶賛挫折中(笑)
やはり私は弦楽器弾きなのでした。いまやっている楽器で精一杯です。
ちょうど久方ぶりに天野寿彦さんとご一緒させて頂いたので、彼の弾くリラ・ダ・ブラッチョと私の弾くリローネで演奏出来たらどんなサウンドになるだろうか?とお話しし、近々試してみたいと思っております。
その前に天野さんとは古澤巌さんのツアーでご一緒します。
ヴィヴァルディの四季とピアソラの四季のセットのコンサートです。
どんな響きになるのか楽しみ。
コンサート情報をご覧下さいね。
古澤さんとはその前に、群馬県邑楽町大泉町文化村で、作曲家・エレクトーン、ピアニストの平沼有梨さんとのコンサートでご一緒します。
その時に、これからの企画の発表も少し紹介する”予定”です。
お楽しみに~。


